2013年4月21日日曜日

『極限状態の心理学』読書感想

読書感想

『極限状態の心理学―無人島で人はどんな行動に出るのか?』知的発見!探検隊 (著)
 

総評★★★☆☆

  • 無人島で数人取り残された時人は強調して生き延びていくのか。いがみ合いお互いを殺しあうのか。
  • 雪山で遭難した時、生き延びるために人肉を食べるというタブーを犯すのか。
  • 犯罪者にに人質・監禁された時に現れるストックホルム症候群(人質が逆に犯人に感情移入してしまい、犯人に協力してしまう)はなぜ現れるのか。
  • 地下鉄サリン事件等事件に巻き込まれてしまった被害者の心の傷の深さとは。
  • なぜ、人は自殺をするのか。また、自殺サイトがなぜ自殺の欲求を助長してしまうのか。
  • DVを受けても相手から離れられない心理とは。
  • ストーカー加害者、被害者の心理とは。

・・・等、非日常の状況に人が置かれた時の人間の心理と行動を分析した本。

非常に多岐にわたっており、著者自身がこの方面の書籍・事件報告などをいかに研究しているかがよく伺える。
一方で、この分量で全部を深堀りすることは難しく、各事例概要をつかむ程度にとどまっている。
ただ、この本の中で人が極限状態に置かれた事件、書籍(フィクション・ノンフィクションともに)、DVDなどが紹介されているので、この本をカタログ的に自分の気になる書籍などを手に取ると良いかと思われる。

この本で紹介されており、自分的に読んでみたいもの(改めて読んでみたいもの)を以下にメモとして列挙しておく…

東京島[書籍] [DVD]
  

無知の涙


蝿の王[書籍] [DVD]
  

1Q84


自殺サークル(DVD)


賭博黙示録カイジ

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