走行中、ロードバイク(BMC)のハンドルが突然折れて、落車!
という、ホラーな話。と、その経緯。
ハンドルが折れるという超悪運の中、たまたま超強運(どっちだ?)のためほぼ無傷でしたが、同様の経験を誰にもして欲しくないという願いから、状況を共有します。
折れたバイク
まず、折れたバイクの在りし日の最期の勇姿…。榛名山ヒルクライム(ハルヒル) 2015のレース直後(Before)
ちなみに、バイクはBMCのSLR01という、小野田坂道くん(弱虫ペダルの主人公)と同じモデルです。まぁ、年式も色も違いますが、型番だけは…。(坂道くんのは2012年モデルと言われていますが、私のものは2011年)
で、折れたハンドル…(After)
ステムがスッポ抜けたわけではなく、カラムがボキッと折れています。
年間何千キロ、何万キロ乗っているサイクリストなら、これ以上のホラー映像は無いでしょうね。どうだ!怖いか!あははっ!
事故までの経緯
それは2015/5/17の、榛名山ヒルクライム(通称、ハルヒル)での出来事でした。
レース当日、なんだか若干カタカタしている。前輪をブレーキでロックした状態で、グッと押すとカタッと音がなることが気になりました。(ヘッドチューブとフォークの上の部分がずれる感じ)でも、「ステムの止める位置が悪くて、カタカタしているのかな。家帰ったら直そう…。」ぐらいに思っていました。
レース中は汗だーだー、鼻水だーだー、心拍数maxで必死なので(笑)、そんなカタカタしていたことはすっかり忘れ。レース後の下りも問題なく(パンクしてチューブ交換しましたが)、事件は会場から駐車場に向かっている途中の出来事でした。
信号待ちから、青になり踏み込んだところで突然景色が変わりました。なんと、突然ハンドルが外れたのですっ!
とりあえず、自転車と色々落ちているパーツを回収して路肩に寄せました。
周りに車はいましたが、車も信号が変わったばかりで停止中だか低速だったので、私の回収作業を暖かく(…かどうかはわかりませんが)見守ってくれて、作業後去って行きました。
落車直後に撮った写真。なんか、アングルがめちゃめちゃなのは心の動揺が現れているってことで…(笑)
本当にラッキーな事に、速度はほとんど出ていなかったので、転倒しても肩を打っただけの軽傷でした。1週間経った今も少しだけ肩は痛いですが、じきに治る程度。
バイク入手の経緯
このバイクは…
- 2014年8月にフレームだけ中古で購入
- 購入時のフレームの状態はとても良く、小さな傷も見つけられないぐらい(おそらく、前のオーナーはそれはそれは大切に飾っていたのでしょう…(笑))
- 同時にコンポーネント、ホイール等、フレーム以外は新品で購入
- 組み上げは、知り合いの詳しい人に依頼
- ステムの位置を下げるため、ステムの締め上げは自分でやった(トルクレンチではなく、通常のレンチを使用)
- 購入後、転倒経験はない
原因は…?
結論から言えば、まだ分かりません。
- フレームの販売店に電話した→保証期間は2週間と言われた。写真をメールで送ったが、ここで折れたケースは長いことやってるが見たことがないと言われた。
- 販売店が輸入代理店に電話した→フレームの保証期間は2年。フォークに限れば1年と言われたと。しかも、写真なんぞいらない。確認しないと言われた。
- らちが明かないので直接輸入代理店に電話した→上の通りの保証期間だと言われたが、粘ったら「写真を送ってくれればBMCには確認する」とまでは言われた。(が、たぶん何も期待できなさそうな雰囲気)
- 組み上げが悪い?→可能性はあるでしょう。でも、一番可能性が高そうなステムを締めたのは自分自身です。ステムを固定するときのネジのトルクが強すぎて、割れることも考えられますが、割れ目を見る限りはそんな感じではなかったです。
今のところ、誰からも相手にされていないわけですが、きっと誰かがステムのネジのトルクを測ってくれる(測れるの?)と信じてステムはそのままにしていますが、何処の吹く風。放置され続けて1週間。
さ、今後どうしましょうか。輸入代理店からの返信はこなさそう(来ても、知らぬ存ぜぬ系でしょうね)ですし、フレームの折れ損。そして、このブログを読んでくださった皆さんにもなんの教訓も共有できぬまま、あたしゃ無駄死(生きてるけど)になるのでしょうかね?